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「嘘」について 解離性(障害)

統合失調症をはじめ、その他の精神病の疾患患者、アスペルガー症候群の障害者との
コミュニケーションや対人で「嘘(うそ)」をつくと問題が挙げられます。

嘘というものは本来は自分の都合の良いように相手に対して既成事実を言うことに
なりますが、アスペルガー症候群などの障害者や精神病疾患患者にはそれは言えません。

患者は間違った(現実の)認識をしている事が殆どであり、本人にとっては真実で
あるからです。つまり全く「嘘」ではないからです。

これは「解離性」という現象・症状です。

自分にとって不都合が生じると、その不都合を自分にとって最も良い解釈や物語に
現実にあった事実を既成事実化していきます。その既成事実は本人の世界は真実であり、
現実であって全く「嘘」ではないのです。

本当に自分勝手で都合の良いこと以外ありません。
このことで殆どの家族や夫婦では意見の食い違いで喧嘩になることは間違いありません。

またその「嘘」は周囲の者などからの情報や誘導によっても大いに影響します。

仮にアスペルガー症候群の二次障害が現れた障害者(A)に健常者(B)という人物が
(A)の言う、明らかに虚偽内容である妄想的な既成事実を(B)が無責任に認めたり、
もしくは(B)が(A)に対して誘導的に既成事実を説いた場合は、(A)は完全に事実で
ない妄想的な既成事実を真実だと思い込みます。さらにひどい場合には、その妄想や
既成事実に対して(一般的に意味不明なときが多いが)新たに妄想的な既成事実を
創作して、その妄想的な既成事実を真実の事実だと証明しようともします。

上記の内容で現実にあったことから言うと、
実際には(A)から家族の者が首をしめられた事実が逆に家族が(A)の首を絞めたことに
なったり、長年、正社員として勤勉にまじめに働いていた夫が(A)の異常行動や日ごろの
世話や介護の理由から幾度か転職して、併せてそれらが要因で現在無職に近い状態まで
陥っている夫の職歴が「アルバイトしかしたことがなく、もともと定職についた事がない」
などとかなり、現実とはかけ離れた内容を真実だと思い込んでいた。

いずれの場合でも「嘘」をついたと言う、自覚や悪意が最初から無いのである。
自分が(都合良く)思い描いた内容が正確に記憶している内容と勘違いをしているのです。

アスペルガー症候群の障害者の殆どは「幼い頃の記憶があまりない」傾向があります。
そして感動的な映画や物語、音楽などを聞いても「感動」を覚えない指向が多くあります。

過去にあった事でも、「いつ」「どこで」「なにをしたか」という正確な記憶力に劣り、
その事実を思い出すこと自体が本人にとってはかなりの苦痛になっています。

その「思い出せない」苦痛から逃れるためには記憶の空白は本人にとっては絶対に
いけないことであり、自分にとって都合の良い解釈や記憶にすり替えたりします。
その経過の中で、妄想的な既成事実を創作するために「嘘」が出現するわけです。

周囲の人や他の情報などにより、正確な記憶や情報が歪む場合も存在します。
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