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間違った社会的なアスペルガー症候群の見識(2)

前回に引き続いて、質問サイトの回答者の意見にあった内容で

>アスペルガーって、言葉を理解出来ない訳ではないんですよ
>言葉のニュアンスや表情から、相手の感情を " 予測 " 出来ないのがアスペルガーです。

これについては一部は当たっていますが、それ以外は違います。
まず、このような見解や意見を述べる人は書籍などのかじりだけしか見識がない人です。

対象者をアスペルガー症候群と認知して毎日、生活を共に過ごして行くと、なぜそれが
間違いであって、どのように違うのかが具体的にも良くわかります。

言葉のニュアンスおよび表情から読み取れないことは確かです。しかし、これが強く現れる
のは概ね、子供の時などで成長に比例してそれなりには変わってゆくのです。

しかし成人などの場合でも、場違いつまり「TPO」に応じた適切な表現が不得意であって
周囲の人に対して、悪気や悪意が一切無くても場に応じた不適切な言葉を使います。

これからも判るように、言葉(ワード・単語)に関しては言葉の意味が理解できて使うのでは
なく極端に言えば、知っている単語の羅列にしか(本人にとって)過ぎないのです。

また、理解や内容の解釈については十分に理解が出来ていないのと同じですので
当然、一般的な社会的な判断や常識とは外れています。

自分の中だけでの勝手で独創的な解釈や理解だけが全てであって、仮に間違った解釈や
理解、見識であっても本人にとっては「絶対的に正しい」内容になっています。

話が前後しますが、特徴的なことではまず、周囲や人の意見や考えを取り入れたり十分な
理解を全くしない傾向がかなり強いのです。

自分本位で独創的であって、社会的な常識や考えとはかなり外れた「考えや意見」すなわち
それが本人にとって「理解」している内容ですから、アスペルガーって、言葉を理解出来ない
訳ではないんですよーという意見や考えは現実的に違うのです。

固執した独創的な独自の解釈や理解を、周囲から指摘されたり注意をうけると「解離性」的な
言い訳を言います。その内容はほぼ思いつきで全く論理的や常識的な事でなく、むしろ幼稚
な「言い訳や理由にならない内容」でしかありません。

すなわち「屁理屈」ですから論理的な反論では直ぐに自分の意見や考えの正当性は崩れます
しかし、すぐにばれる嘘や勝手な都合などで本人はすべて通用できるものと変な確信があり、
それが理解できない者に対しては単に感情的に「敵」と認識をする傾向が多いようです。

毎日の生活が日々進むと、中には「取り返しがつかない失敗」などもあります。
失敗しないように予め、注意や予告をしてもよほどの事が無い限りは人の意見を聞き入れたり
十分な理解に努めることはしないので折角、前もって忠告した事を結果まで伝えているのに
平気に失敗を繰り返します。

失敗や自分にとって不利な状況に陥った場合、「反省」や振り返って十分に理解をしようと考えて
くれれば良いのですが、まずそれは皆無で原因や責任を他の人や理由に転嫁させます。


例えば、普通の人でも十代頃にした事など二十代、三十代と年をとると「あの頃は若く今ならば」
と反省の意味を含めて考えるはずです。どうして若いときこんな馬鹿なことをしたのだろう?とか
考える人も多いはずです。幼少時にとてもほしかった玩具は大人になった時には全く興味がない
様に自分でも年齢に応じた精神年齢だと考えます。

アスペルガー症候群の障害者は、このような思いや考え・反省を持つことがとても苦手です。
無くなった家族や親戚の人がいて葬式時には何も感じなく他人事のようにしてかなりの時間や
日数、もしくは年数が経過してやっと、悲しみを感じると言った次第なのです。

一概には言えませんが、そうゆう概念では精神年齢的に考えると普通の人より10~20年ほど
違いがあっても驚くことではありません。

まず、述べる意見や内容を十分に理解してもらう以前に聞ける体制を整えることが必要です。
小学生低学年や幼児でも理解が出来るように説明をしたも、本人には自分の考えが絶対であり
最初から聞く耳を持たなければ、いくら説明をしても全く意味が無いからです。

また二次的な障害などが現れている場合には、どんなに丁寧で判りやすく話をしていても本人は
「怒鳴っていたり、怒られている」内容にしか聞こえず、当然ながら最初から聞く耳はありません。


単語などの意味についても知っている単語の意味について追って調べてゆくと約6~7割程度は
なんとか理解しているが、それ以外は間違った理解をしていることが多いようで中にはその言葉
の発音やイントネーションなどで自分にとってのイメージで勝手な解釈をしています。

最近では普通の人でも誤った漢字の読みをしたり、意味を誤って認識している人も多くは
見かけますが、普通の人との違いは「読んだり意味を説明しても自信がないけどこれかな?」と
クイズの答えの様に答え、間違って指摘を受けると笑ってごまかすなどが普通です。

しかし、意味が明らかに間違っていたりしても妙な堂々とした自信があり訂正しないのが大きな
違いだと思えます。それだけ自身の「思い込み」が激しいのです。

例を挙げると数多くありますが、結論として本人が取り込む言葉や文字・媒体の情報は

・独創的で常識や社会性を外れた解釈や理解をしている
・思い込みがとても強い
・自己の理解は正しく絶対だと信じている
・不都合や間違いが生じると理由や原因に関係なく屁理屈を通す
・自己主張がとても強い反面、ほとんど聞く耳を持たない

以上などがあり、総合すると言葉や文字などで本人へ伝える内容の理解は、聞き入れる姿勢が
あって柔軟に質疑する姿勢があり条件が揃わなければ、ほぼ「正確に理解できていない」に等しい
ということになるわけです。

ただし、時間や日数もしくは年数がどれだけ経過するかは個人差がありますが、
失敗などが主な機で、相手が話した内容や読んだ内容の意味が後日やっと理解できます。
ただし、そのときに初めて反省に似たような考えを持つ事にもなるので「うつ」的に陥ることが
十分に考えられて、二次障害発症や病症悪化の危険もあります。
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