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アスペルガー症候群における最も悩まされる特徴 癖・「チック(症)」

チック・チック症 とは?

チックは、「ある限局した一定の筋肉群に、突発的、無目的に、
しかも不随意(ふずいい)に急速な運動や発声が起きるもの」とされています。

チックの症状など

まばたき(瞬目(しゅんもく))、首振り、顔しかめ、口すぼめ、肩上げなど上位の身体部位によく現れますが、
飛び跳ね、足踏み、足けりなど全身に及ぶ運動性チックといわれるものもあります。
また、「咳払い」、「鼻ならし」、「叫び」や「単語を連発する」発声チックといわれるものもあります。


一種の癖のようなもので知らない人からみると「特徴ある、または変わった癖」とみられがちです。

一般的に多くは乳幼児期から学童期にかけ、心と体の成長・発達の過程で多くの子どもに
みられるものです。これが固定・慢性化して激症化するとチック症と診断されます。

子どもにみられるチックは、一過性・発達性チックといわれるものが大多数です。
しかし、子ども専門の精神科では、心身症ないし神経症レベルのチック症が比較的多くみられます。
チック症の重症型といわれる慢性多発性のチック症(トゥーレット症候群)は、
学童・思春期に比較的多くみられます。

チックの原因は?
発症の原因としては、身体因(チックの中枢として脳の線状体(せんじょうたい)の障害説などがある)と
心因が相互に関係しあっていると考えられています。

つまりチックの症状はいずれにしても自分の意思に関係なく、不随意的、突発的、反復的、常同的に
体の一部が動いたり、声が出たりする状態が一定期間続くものをいいます

つまり簡単に言うと、精神的・心理的病の場合と、精神的な(脳)障害や神経的な障害です。

発症年齢は、3~4歳の幼児期から始まり(初発)、7~8歳の学童期(ピーク)に多くみられます。

多くの場合は一過性の障害です。(特定の一時的な時期に限定)

期間や種類によって、チックの持続期間が1年未満の「一過性チック障害」、
1年以上続く「慢性チック障害」、運動チックと音声チックの混合型が1年以上持続する「多発性チック」、
成人期まで続くなどの「トゥレット障害」の4つに大別することができます。


アスペルガー症候群をはじめ精神障害とチック

身体因と心因性が要因で症状が現れるので、アスペルガーでの二次障害などの
精神障害がある場合は、15,6歳くらいから特に慢性的に現れる傾向が強いようです。

通常、チック(症)に関する科目は精神科もしくは小児科が多いのですが、一般的な
ものの殆どは「一時的」「一定の時もしくは年齢時期」であり要因も殆どはストレスや
一時的な精神不安定などです。専門の医師なども指摘していますが、それ以外では
遺伝的もしくは先天性などの脳障害や、その他の障害であると示しています。

アスペルガー症候群における「二次障害」があるものは「統合失調症」や「そう・うつ」
と誤診をうけるほどに中度から重度の精神状態なので人によってははっきり「チック」
の症状が現れます。

その場合では同じ心因性など精神異常状態が要因であっても当然ながら通常の
「チック(症)」だけの治療を受けてもほぼ改善は無い場合が多くあります。

アスペルガー症候群がある者でチック症がある場合では「咳払い」、「鼻ならし」の
症状が多いようです。本人には自覚が無く精神状態と比例する場合があるようです。

いずれにしても本人は直接、生活に困るなどの事はありませんが、頻繁に多い時等、
(特に一緒に長い時間いる)周囲などからは嫌われる事が多くあります。

「咳払い」、「鼻ならし」は特に通常?の「咳払い」や「鼻ならし」よりも独特なものや
変わったものなどが多く、いずれも周囲が嫌がるものです。なかには「喉を鳴らす」
などの奇妙な場合もあり、当然それも周囲は違和感を感じてしまいます。

頻度で「精神状態の優劣」の目安にはなるかもしれませんが、副産物的な症状なので
本来の「チック・チック症」の治療や改善法では改善や治療にならない事は理解して下さい。
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